高校生向け研究室紹介
千葉大学環境リモートセンシング研究センター
リモートセンシングは、地球に関する知識の拡大、社会問題解決に向けた意思決定に有用な情報を得るための必要不可欠な観測技術であり、今後のさらなる利用が期待されています。
「リモートセンシング」の名称を冠した日本で唯一の研究センターが、私たち環境リモートセンシング研究センターCEReS (Center for Environmental Remote Sensing)です。
研究室HP
所在地
〒263-8522千葉市稲毛区弥生町1-33
最先端の研究を進めています!
研究課題はすべて人の暮らしと深く関わっています。
入江研究室では、地上と宇宙から大気を観測する最先端のリモートセンシング技術を駆使し、世界の研究者と連携しながら地球規模の環境変化を解明しています。安心で持続可能な未来の地球を目指しています。(入江仁士 教授)
静止気象衛星ひまわりを利用した陸域観測に着目し、世界の静止衛星をつなぐ研究を進めています。NASA Ames研究センターなど国外の研究機関との共同研究を通して、国際経験を積むことができます。(市井和仁 教授)
衛星データを利用した温室効果ガスのふるまいや収支の研究をしています
観測されたスペクトルには大気中の分子(たとえば二酸化炭素など)による光の吸収の情報が含まれています。吸収特性を利用することで、分子の濃度を導出することができます(リトリーバル)。衛星データや数値モデルを利用して、大気中の二酸化炭素やメタンの特徴や収支の研究をしています。(齋藤尚子 准教授)
陸域生態系のうち森林や湖沼を対象に、広域かつ長期的な衛星観測により様々な生物・物理パラメータを推定し、光合成や温室効果ガスの排出をはじめとする自然現象の発見・解釈・モデル化に関する研究を取り組んでいます。(楊 偉 助教)
膨大な地球観測データと、AIをはじめとするデータサイエンス技術を融合し、線状降水帯や洪水などの将来を予測する、環境予測研究に取り組んでいます。(小槻峻司 教授)
高性能の演習用PC 12 台、高解像度の4K プロジェクターを備えており、コンピュータ演習室として利用されています。室内前方に設置された27 画面のディスプレイは、迫力ある全面表示および3×3ごとの3面表示も可能となっています。
高解像度・高スペックの快適な演習環境により、専門教育のみにとどまらず共同研究も推進可能な環境を整えています。(樋口篤志 教授)
「宇宙からアジアの農地を見つめる」
=先駆的なリモートセンシング技術で社会課題を解決に導く=
食料安全保障や気候変動が全世界的に大きな関心を集め、それに関連する課題解決のための研究が行われています。「環境と食料生産」に研究の軸足を置き、リモートセンシングや環境診断情報を扱った研究と実践、研究成果の社会への実装に取り組んでいます。(本郷千春 准教授)