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世界の生態系で何がおきているのか?

世界の生態系で何がおきているのか?
-リモートセンシングで探る世界の問題生態系-

 近年、世界的に熱波、猛暑、洪水、干ばつ、森林火災などが増加し、生活や産業に対する地球温暖化の影響を身近に感じることが増えています。世界各地で農業生態系、森林生態系、湖沼生態系、都市生態系等々、各種の生態系における土地、水、植物、環境因子等の質と量の劣化が顕在化し、大きな問題になっています。
 本書では、このような人類の衣・食・住の生活基盤や経済活動の基盤となる地球上の生態系のうち、特に本来の機能や持続性に問題が発生している生態系を「問題生態系」と呼び、人工衛星画像をはじめとするリモートセンシング技術を駆使した実態の把握や問題解決に向けた取り組み事例を広く一般に紹介する目的で編纂しました。
 異分野の方や非専門家にも分かりやすい画像中心のスタイルで、世界の多様な問題生態系や特徴ある生態系を対象に、衛星画像による図解と解説記事、研究エピソードから構成されています。
 本書で紹介しているのは地球上で生起している多くの生態系問題のごく一部の事例ですが、広く学生や一般の方々に地球環境、生態系、食料生産、生物多様性などの問題とそれをとらえるリモートセンシング技術の活用に関心をもっていただくきっかけになることを願っています。

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書籍情報

  • 書名: 世界の生態系で何がおきているのか?
    -リモートセンシングで探る世界の問題生態系-
  • 編著者: 井上吉雄 執筆者55名
  • 発行元: (一社)日本リモートセンシング学会 問題生態系計測研究会
  • 刊行日: 2024年1月1日 初版発行
  • 書籍形態: A4サイズ縦 (210mm x 297mm)
  • ページ数: 215ページ フルカラー
  • ISBN: 978-4-600-01388-2
  • 刊行形態:
    ①電子版: 本サイトにて無償閲覧可。解説ページ内のGoogleEarthリンクから当該現地エリアに飛ぶ動的な利用や任意語による全文検索が可能。
    ②紙製本版: 実費頒布(ご希望の方は、問題生態系計測研究会まで)